夜間支援員のお仕事とは?その仕事内容や給料は?実際とイメージは違うらしい…
みなさん、障害者グループホームで働く「夜間支援員」が普段どんなお仕事をしているか気になりませんか?ここでは簡単に夜間支援員のお仕事の内容や、それに付随するグループホームでの人員配置基準などについて簡単にご説明いたします。
夜間支援員のお仕事とは?
おおよそ夜中22時から朝8時頃まで等(シフトによります)に障害者グループホームで利用者のお世話や館内見守り等をします。
夜間支援員の主なお仕事は次の通りです。
食事準備
服薬管理
相談支援
その他、着替えやトイレ介助・見回り業務・起床時の業務(髭剃りなど)日誌の入力や、引き継ぎ作業も行います。
仕事内容はグループホームや利用者によって様々です。
夜間支援員は何人で働くの?〜人員配置基準とは〜
実際のグループホームでは、どれくらいの数の夜間支援員が働いているのでしょうか?
グループホームにはさまざまな形態があります。「介護サービス包括型」や「日中サービス支援型」と呼ばれる昼夜問わずサービスを提供しているグループホームには人員配置基準と呼ばれる法に基づいた基準が設けられています。
これは、各グループホームにどれくらいの人数の支援員が必要なのかというものになります。この基準をクリアした人員を配置しているグループホームは加算料金を請求することができるメリットがあります。
基準は以下の通りです。
<世話人・生活支援員の要件等>
◯障害者の福祉の増進に熱意があり、障害者の日常生活を適切に支援する能力を有する者。
◯利用者の生活サイクルに応じて、1日の活動終了時刻から開始時刻までを基本として配置(夜間時間を除く)
夜間支援員が足りていない?
真夜中の業務
待遇が悪い
利用者が障害を有している
危険で汚い仕事 etc.
実際求人広告をよく見かける夜間支援員のお仕事のイメージはどんな感じでしょうか?この様に、世間の印象はやはり”大変そう”や”続かない”等というイメージがありますが、その実態はどうなのでしょうか?
1. 夜間支援員は意外と働きやすいは本当?
実際に夜間支援員経験者の口コミも参考に夜間支援員の実態を少しイメージしやすいようにまとめてみました。
『障害者と言っても、少し支援が必要ではあるがほぼ健常者と変わらないケースが多く、世間が持っている様な危険なイメージはあまり無い』
『基本的に夜間業務はトラブルが起こらない限り決まったルーティーンで終わるケースがほとんどなので、比較的難しくない』
『簡易ベッドもあり仮眠を取ることもできる』
『夜中は本を読んだり、勉強をしたりする事もできるので時間の使い方次第で有意義に過ごせる』
『利用者さんとの信頼関係が築けたと感じた時にはやりがいを感じる』
など、個々のグループホームの特徴や入居者によってさまざまではありますが、”夜間支援員”に関しては総じて世間のイメージとは違うようですね。負担も少なくメリットもあって、やりがいのあるお仕事のようですね。
もちろんメリットだけではなく、人との関わり合いが多い仕事ですので、精神的負担があるケースもあるようです。
2. 夜間支援員の給料相場
そして次に気になるのが夜間支援員のお給料ですよね。
夜間支援員のお給料はそのグループホームの規模にも左右されますが、パート・アルバイトでおおよそ時給は1000円〜1500円ぐらいが相場のようです。
ここで注意しておきたいのが、夜間(22時〜5時)までの時給です。
契約が深夜手当と夜勤手当では、まるで意味合いが違います。
深夜手当とは労働基準法に定められた夜間勤務に対して、25%の割増給を支払う義務があります。
夜勤手当であれば、法的な義務はありませんので割増等はありません。
夜間支援員として勤務する際は、よく契約を調べておくことが大切です。
まとめ
以上、今回は障害者グループホームの「夜間支援員」のお仕事についてや、その実態をご紹介しました。
加えて、グループホームには配置人数の基準があるということを簡単にご説明してきました。
ご利用者様が自立した生活をするためにこれだけの人が関わって助けてくれているのだと思うと、ありがたいですよね。今後こういったグループホームの利用者数は増加傾向にあると言われていますが、介護・福祉業界の人員不足の問題は深刻だと言われています。
世間でよく聞く悪いイメージ先行の部分もありますが、支援が必要な方を支えることのできる素敵な職業ですね。
興味のある方は求人に連絡し、面接前に見学を問い合わせてみてはいかがでしょうか?
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