地域活動支援センターって何?地域支援センターを利用したい場合はどうすれば良いの?
突然ですが、地域活動支援センターをご存知ですか?例えば、障害(身体・精神・知的)を持っていることで、中々就労するのが難しかったり、社会活動に参加できなかったりと、社会から孤立してしまうケースがありますよね。そこでそういった障害者(児)やその家族を援助する為に国の定めた法「 障害者総合支援法)」に則(のっと)って作られた支援機関、それが地域活動支援センターです。その地域活動支援センターではどのような事ができるのでしょうか。また、その地域支援センターを利用したい場合はどうすれば良いのか簡単にご説明しますね。
もくじ
1. 地域活動支援センターの種類について
地域活動支援センターは基礎的事業と機能強化事業の2つの支援の形があります。
それぞれの違いがありますので詳しく説明します。
1-1基礎的事業
基礎的事業では、利用者に対して創作的活動や作業を通じて地域社会との交流促進などの機会の提供など、地域の実態に応じた支援を行なっています。
1-2機能強化事業
機能強化事業は基礎的事業に加え、更に内容別で3種類に分けられていますが、地域によって実施しているサービスが異なる場合があります。
1-2-1. 機能強化事業IからIIIのそれぞれの違いについて
機能強化事業はI型、II型、III型があり、それぞれ地域毎によって職員の人数や活動内容が異なってきます。
2. 地域活動支援センターで出来ることは?
それでは、実際にどのような活動や支援が行われているのでしょうか?
例えば地域活動支援センターでは次のような活動をしています。
・手工芸品などの制作・販売
・公園などのおそうじや環境美化活動(ゴミ拾い等)
・地域イベントへの参加
・オープンスペースの提供
・グループ活動
・日常生活相談
・就労支援(パソコン教室など)
・レクリエーション活動
・料理教室
・園芸や農作業
・音楽や習字、折り紙
・カラオケやボーリング、季節のイベント
等
こういった活動をする事で、利用者の日中の居場所や生きがい作りのきっかけを見つける事を目的にしています。
他にも障害者だけではなく一般の方も利用出来たり、ボランティア育成などを行なっている地域活動支援センターもあります。
その他、日常生活についての相談や支援、住宅や就職その他公共サービスについての情報提供なども行なっています。
3. 地域活動支援センターを利用したいけど、何が必要?
地域活動支援センターを利用するにあたって次のものが必要となる場合があります。
・障害福祉サービスの受給者証
・地域生活支援事業の受給者証
・各種障害者手帳
・医師の意見書
もし、これらの受給者証や障害者手帳が必要ということであれば、お住まいの自治体の福祉支援窓口等で申請ができます。(必要な書類は地方自治体によって違いますので確認しましょう)
4. 地域活動支援センターは無料で利用できる?
センター自体を利用するのは無料である所も多くあります。無料にならないケースとしては主に次の様な費用です。
・イベント中に提供される食費
・材料費
・その他必要経費
5. まとめ
地域活動支援センターは、様々な理由で就労または地域の社会活動へ積極的に参加できにくい方々の為に作られた支援施設です。
こういった地域活動支援センターについての概要や利用方法など、聞かないと知らないことって多いですよね。
もしご利用したいと言う事であれば、一度お住まいの自治体の福祉支援窓口に問い合わせてみてくださいね。
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