障害者グループホーム利用のメリット・デメリット
この記事ではグループホーム入居前に知っておくと得するメリット・デメリットを利用者とご家族に分けて紹介します。
障がい者の方が安心して社会生活を送りたい、最近、急増している障害者グループホームに興味がある方にぜひ読んでいただきたいです!
もくじ
障害者グループホームのメリットとは
障害者グループホームを利用することは、本人、家族にとっても多くのメリットがあります。
利用者のメリット1:基本的にグループホームでは食事の提供がある
食事の用意が苦手であったり、栄養が偏っている、お金が計画的に使えず食材が購入できなくなる方には食事の不安は軽減されるでしょう。
利用者のメリット2:洗濯・掃除・片付けに不安がある方は世話人さんに支援してもらったり、一緒に練習もできる
利用者のメリット3:孤独感や不安に襲われる場合は生活支援員や世話人に相談ができる
とくに夜間にも不安がある方は夜間支援の対応があるグループホームの利用がオススメです。
利用者のメリット4:金銭管理ができる
金銭管理が苦手で生活がままならない、お金の計算ができず支払いができない方は、ご自身に合った金銭管理が行えるよう相談・支援をしてもらえます。(日常生活自立支援事業との連携もあり)
利用者のメリット5:薬の服用を管理してもらえる
金銭管理ができるお薬の管理が苦手(多く飲んでしまったり、飲み忘れてしまう)であったり、頓服薬の使用方法がわからない等の悩みがある方は適切な服用ができるように支援してもらえます。
さらに、日中活動の場(作業所や生活介護事業所、デイケア、地域包括支援センター等)や移動支援事業所等とご利用になるグループホームとで連携がとれます。
体調面で不安があったり、悩みが伝えづらい場合にはグループホームの管理者や、サービス管理責任者に仲介役になってもらえます。
利用者のメリット6:友達や仲間をつくる機会があり自立に向けたステップアップになる
グループホームには、基本的に入居から退去までの期間が定められていません。(東京都の通過型は除く)
さらに、共同生活を送ることで。他の利用者さんとの地域生活の情報交換ができたり、友達、仲間をつくる機会があります。
グループホームでの生活をしたのちに、一人暮らしに移行した利用者を参考にすることで(自立を希望されている場合)自身のモチベーションアップに繋がります。
障害者グループホームを利用する家族のメリット
障害者グループホームを利用するメリットは、利用する本人だけではなくご家族にもあります。
- 8050問題が代表にあげられるような、孤立化や将来を案ずる問題を解決すべく(将来の)自立・独立に向けた練習をグループホームで行うことができます。
- 普段は同居しているが、症状悪化による一時的な入院が頻繁に起こるようであればグループホームに入所するという選択肢もあります。
- 長期間の入所ではなく週末のみ外泊等の相談もできるグループホームもあります。(ショートステイ)
- 家族から離れて生活することで、本人様の良いところや、課題を改めて発見できます。
グループホーム利用者のメリット:まとめ
- 基本的にグループホームでは食事の提供がある
- 洗濯・掃除・片付けに不安がある方は世話人さんに支援してもらったり、一緒に練習もできる
- 孤独感や不安に襲われる場合は生活支援員や世話人に相談ができる
- 金銭管理補助をしてもらえる
- 薬の服用を管理してもらえる
- 友達や仲間をつくる機会があり自立に向けたステップアップになる
利用者様ひとりひとりのニーズにあった支援をうけながら自立・独立に向けた練習ができます。
障害者グリープホームのデメリット
デメリットをご紹介しますが、共同生活ならではの事柄が多いです。また、コスト面の負担もあります。
ただし、関係各所とコミュニケーションを多く取ることで解決、また負担軽減になることもあります。
障害者グループホーム利用者のデメリット
利用者のデメリット1:共同生活なりのルールがある
障害者グループホームでは他者との共同生活を送るため、食事の時間が決まっていたり、入浴時間に制限や制約があります。ただし、ワンルームタイプのグループホームであれば、個別に対応しているところもあるようです。
利用者のデメリット2:周辺環境に適応できない場合がある
物音や声、静かな環境でないと落ち着かない等、周辺環境が気になる方には各グループホームの利用者の状況によっては環境に馴染めないケースもあります。
利用者のデメリット3:利用料金が発生する
世帯の収入に応じた障害福祉サービス利用料金が発生します。
グループホームの詳しい情報や特色、空き状況の情報が少ないといったお困りごとは、当サイト「みんなのグルホ」でカバーできます!
障害者グループホームご家族のデメリット
- 入居を希望するグループホーム探しの手間と時間がかかる。
- 家賃や光熱費、食費、世帯の収入に応じた障害福祉サービス利用料金が必要。
- たとえ希望のグループホームに体験入居をしても、実際に環境が合わず入居断念してしまえば、また別のグループホーム探しをする手間がかかる。
障害者グループホームのデメリット:まとめ
- 共同生活なので、食事の時間が決まっていたり、入浴時間にも制限・制約がある。(ワンルームタイプは除く)
- 物音や声、静かな環境でないと落ち着かない等、周辺環境が気になる方には各グループホームの利用者の状況によっては環境に馴染めないケースもある。
- 世帯の収入に応じた障害福祉サービス利用料金が発生する。
障害者グループホームのメリットを最大化させるためには、自分の希望とマッチする施設を探すことが大事!
ここまでグループホーム利用に際した利用者、家族、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。イメージはつきましたでしょうか。
これまで見てきたように、ご希望のグループホームを探すにも手間と労力がかかります。ホームページで詳細を確認し、特色が自身にあっているか、金銭面の負担は可能なのか確認し問い合わせの電話をしましょう。
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参考:みんなのグルホ「障害福祉サービスと生活保護〜障害福祉サービス利用負担額は?対象者や申請方法〜」
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