障害者グループホームの選び方5選
「障害者グループホームに入居したいけど、どうやって選んだらいいの？」
そのようなお悩みを解決する、障害者グループホーム(以下グループホーム)の基本的な選び方を説明していきます。
1.主たる対象者に自身が入っているか
グループホームでは知的障害者、精神障害者、身体障害者、難病患者を入居の対象としています。
受け入れ可能な対象者を障害別に支援するグループホームや、複数の障害や、難病患者も受け入れ可能な事業所があります。
グループホーム選びの最優先事項は、自身の障害や、疾患を支援できるグループホームであるかを確認することです。
受け入れ可能なグループホームを確認してから、下記の項目を検討しましょう。
2.建物のタイプをチェック
- ・グループホームの共通点として一人一部屋のプライベート空間を除き、トイレ、お風呂、洗面所、ダイニング、キッチン等は共有で使用します。（ワンルームタイプを除く）
ここでは、建物ごとのメリット・デメリットをお伝えしていきます
- アパート、マンション、団地などの共同住宅
【メリット】
- ①2DK（2人入居）や3LDK（3人入居）等が多く、少人数で共有スペースを使えます。
- ②部屋数が少ないため、共同生活は必要だが大人数が苦手という方に適しています。
【デメリット】
- ①同じ建物内に近隣住民が住まわれているので、戸建てに比べて音の問題やいわゆる「ご近所トラブル」が起きやすい。
- ・一戸建て
【メリット】
- ①2人～10人までの大人数の利用者が入居しているので、賑やかなホームが多いです。
- ②グループホーム内でのトラブルの可能性はあるものの、「ご近所トラブル」まで発展しにくい。
【デメリット】
- ①大人数での生活になるので、共有スペースを使う人数も多く、自身の使用できる時間等がアパート、マンションタイプに比べ制約がある。
- ②隣室利用者の物音が聞こえやすく、音に敏感な人には不向き。
3.夜間支援の有無
入居するグループホームによって夜間対応は次の4パターンが挙げられる。
- ①スタッフによる夜間支援があり、建物に常駐している。
- ②夜間常駐はしていないが電話での支援体制がある。
- ③近くの系列グループホームに常駐しており、入居するグループホームにはその都度支援、見回りにくる。
- ④夜間支援は行っていない
施設によって様々な支援や対応が異なるので、入居前には確認しておきましょう。
4.固定費を比べてみる
毎月お支払いする必須の固定費です。自身の経済状況と照らし合わせてグループホームを探してみましょう。
- 家賃
約1万～4万円前後が最も多く、グループホームがある市町村の生活保護の家賃扶助の料金以下に設定されている事業所が多数を占めます。
特定障害者給付といって、利用者が負担する家賃の一部を収入に応じて補助してくれる制度があります。
生活保護や低所得者が対象です。
低所得者に関しての詳しい説明は下記リンクの表を確認ください
- ・食費
基本的にはグループホームが提供した食事の回数ごとのお支払いとなっています。
食事の料金設定はグループホームごとによって異なります。清算時期は施設によって様々です。
食事内容についても、手作りなのか、弁当なのか、湯煎タイプなのか等の違いもあるので金額と照らし合わせてみましょう。
上記のように、食事面は施設ごとに約束事が様々ですので、自身の希望や状態を鑑み、よく比較検討することをお勧めします。
- ・光熱費は利用分の支払いが基本的です。
グループホームによっては、先に仮払いとして固定金額を徴収し過不足があれば後日精算するやり方、もしくは利用分が確定した上で次月以降に徴収するやり方と様々です。
利用を希望する施設に確認しましょう。
5.場所
自身の希望や状態によって優先順位を決めて探してみましょう。
例えば、
・通所、通勤がしやすいか。送迎があれば対象範囲内か。
・商業施設が近所にあるか。
・駅までの距離。
・コンビニやスーパーまでの距離。
・周囲の環境は静か？なのか賑やか？なのか
6.まとめ
障害者グループホームによって違いがあることがご理解頂けましたか？
事前に各事業所の情報を把握できれば、グループホーム探しがより楽になります。
希望する施設が見つかり、空室があれば電話連絡のうえ体験入居をしてみましょう。
自身の希望するグループホーム探しは『みんなのグルホ』https://minnanoguruho.com/
で簡単に検索できます。
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